2014/10/20

第9回 鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン 2014

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三重県菰野町で行われる、かもしかハーフマラソンに出場してきました。
かもしかという名の由来は、菰野町から一望できる鈴鹿山脈は、ニホンカモシカの生息地として有名なんですね。私もこの山を登山やトレランをしたときに、何度も見たことがあります。
昨年の大会は冷たい雨となってしまったのですが、今年は晴天無風。放射冷却で早朝は肌寒いほどだったのですが、気温はグングン上がり、レース時は19度。日差しが強いため、日なたでは暑いほどの天気になり、マラソンにはちょっと厳しい気温。





レースではiPhoneを使って走行中の撮影にチャレンジしていて、iPhoneは防水ではなく汗での濡れが心配なので、いつもはジップロックへ入れているのですが、今回は取り扱いやすいようにテープで簡易防水。



日常生活防水や大容量バッテリーはスマートフォンでは非常に重要な機能なのに、iPhoneは一向に進化しませんね。その点、国産Androidスマホの機能はすごく、私もついに型落ちで安価な白ロム機を購入。SIMは格安なIIJmioを利用。


このスマホのカメラレンズはかなり明るく、その分シャッタースピードを上げることができるため、曇った日のレースでも、ブレない写真が撮れそうです。やや暗い部屋や、夜道でも、フラッシュ無しで撮れてしまうほどです。
というわけで、iPhoneでの撮影は、このレースが最後になりそうです。

種目は2km、3km、ファミリー、10km、ハーフがあり、それぞれ順にスタート。







私が出場したハーフのスタート直前の様子。





上位陣のシューズは圧倒的にアシックスが多かったです。デザインは海外ブランドと比べるとイマイチだったりするのですが、足型が日本人に合いやすく、癖がなく無駄がなく、走るためだけに作られたようなシューズ。



もちろん私もアシックス。このターサージールは軽量で通気性がよく、ソールは薄めなのにクッション性が高いため、今回のような高低差が激しく下りで脚を痛めやすいコースでも、脚の負担が少なく済みます。





ハーフのエントリー者数は2579人。内訳は、

男子40歳未満 689人
男子40歳代 740人
男子50歳代 446人
男子60歳以上 148人

女子40歳未満 221人
女子40歳代 207人
女子50歳代 111人
女子60歳以上 17人

私の男子40歳代がいかに多いことか。競争率激しすぎです。全種目合計は5420人。
ハーフは10時スタート。



先頭の白バイが見えていたのは2kmあたりまで。トップは次元の違う速さです。(ハーフ男子1位のタイムは1時間10分9秒)



最初は山へ向かってほぼ直線のコースを進むのですが、非常に景色が良く気持ちがいいものの、日差しが強くてすでに暑い。



信号を右に曲がって、ゴルフ場を過ぎて右へ。今度は外界に向かって、直線路を進みます。緩やかな下りなのでスピードに乗りやすいです。



国道に出て北へ進みます。ここまでの区間はほとんど日なた。アスファルトの照り返しもあり、ジリジリするような暑さです。給水は必須でした。



国道を左へ曲がるとこのコースのポイントとなる激坂区間へ。さすがに、この区間で撮影する余力はなく、写真はありません。。。
心臓がバクバクになりながら必死に走りました。
坂の区間は山間部の樹林帯になるため、日陰の部分があり涼しくなるものの、上るにつれて坂の傾斜が強くなるため、最後の方は足が止まりそうになるくらいです。



緑色が高度のグラフですが、ピーク部分は3kmくらいの距離で100mほど上ります。高さ100mというと、30階建てのビル相当。更に、上り同様に下りも傾斜が強く、着地で速度が落ちたり、足が傷んだりするので、強い着地衝撃に耐えうる脚筋力が必要。しかも、この坂の区間以降も、何度か上り下りをする区間があり、後半は疲れがたまっているだけにかなりつらい。そのためこのコースは、坂を上るためと、着地衝撃に抵抗するための強靭な脚筋力、そして、上りでの高い心拍数を維持できる心肺機能の能力が問われるので、このコースで頑張ることができれば、かなりの走力アップにつながると思います。

激坂区間を過ぎると、見晴らしのいい田んぼコースへ戻ります。



再び山間部の坂道コースに入る手前で、10kmレースの走者と合流。信号を左折すると、ラストの長い直線路へ。



緩やかな下りが2.5kmほど続くのですが、疲れている割にはスピードが上がります。そのため、仮にラスト1kmをスパートしても、すでにペースは十分上がっているためスピード差はほとんど出ないので、2.5km全部をロングスパートとして走った方がいいようです。2.5kmもスパートだなんて、普通なら続かないのですが、緩やかな下りのおかげで、スパートのペース維持が続けられるようです。
直線路で景色が変わらず、ゴールも見えにくいため、途中で心折れそうになるのですが、がむしゃらに頑張っていると、段々応援や声援が激しくなってきたと同時にいきなりゴール。もっと頑張れたかもと思うようなゴールとなります。



私の走行データはこちら。
目標は1時間20分台、年代別入賞だったのですが、前年よりも1分以上遅く、順位も11位という残念な結果に。
心拍数では過去のレースと同等のレベルまで追い込んでいたので、今持っている力は十分出せたはず。それでも遅いというのは、走力不足であり、練習不足ということ。
加齢もあり、現状維持だけでも大変だったりするのですが、それは他のランナーさんでも同じことなので、このレースを反省材料にし、さらに頑張ろうと思いました。

レース後、マットを引いた着替えスペースでゆっくり休んだあと、イベント会場内のブースをウロウロ。
天気に恵まれたこともあり、仮装のランナーさんが多く、ナース姿の男性ランナーとか、アルプスの少女ハイジのクララのような、可愛い衣装のおっさんなど、見て見ぬふりをするしかないランナーさんを数名発見してしまったりしたのですがw、皆さんこの大会をしっかり楽しんでいました。



うどんとおにぎりを食べて帰宅。



参加賞は、万古焼の湯のみ茶碗、近郊の温泉の300円入浴券、ボールペン、ミネラルウォーターと粉末のメダリスト、御在所ロープウエイや協力店舗で使える割引券。
コース上では、スタッフと地元の方の声援があり、太鼓やブラスバンドの応援演奏もありました。スタッフの人数が多いため、受付や完走証発行までの流れもスムーズ。
食べ物や土産物を売るブースも多くあり、会場のスペースも広いため、天気が良いのもあり快適に過ごせました。
欠点は、荷物預かりをヤマト運輸が受け持っており、有料で500円という点。車の方は貴重品は車に置いてくればいいのですが、電車やバスで来られた方は、この500円はもったいないでしょうね。ヤマト運輸はスポンサーとして協力している絡みもあるので難しいところですが、改善して欲しいと思います。

来年も参加し、目標達成を目指して頑張ろうと思います。

鈴鹿山麓かもしかハーフマラソン オフィシャルWebサイト - 三重県菰野町