2014/10/05

2014長良川ふれあいマラソン

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本日(10月5日)行われた、第19回長良川ふれあいマラソン大会に出場してきました。台風が接近中だったのですが、この日は小雨が降ったものの、台風の影響はほとんどなく、ほぼ無風で気温は18度、湿度88%というまずまずのコンディション。
この大会は、車両通行止めとなっている河川敷のコースが使われ、障害者も参加できる大会で、競技用の車いすのレースも行われます。
ランと車いすは2kmとクォーターの2種目、さらに競技用の車いすのみハーフがあります。
障害者スポーツという大会のため、サービスやサポートはかなり優れており、車いすの参加者は、かなり遠方から出走されている方も多く、今回の総参加者数は過去最高の756人。
あいにくの雨だったのですが、駐車場は広く、テントが数多く用意されているため、準備や待機は快適。





スタッフも多く、レースのコース上には約20m間隔で、スタッフがスタンバイしているという状態。公道レースのような一般の応援はないものの、スタッフの方が応援をしてくれるので、やる気が出ました。





受付を済ませ、準備をし、開会式を終え、種目ごとにウェーブスタート。





私が参加したハーフの半分の距離のクォーターは、コースを2周します。スタート直前の様子。





ランのクォーター一般のエントリー者は男子326人。女子113人。年齢は13~83歳。
いつもは、走行中も写真を撮るのですが、雨だったので今回はなし。進化がイマイチのiPhoneの買い替えはもうやめて、高性能のAndroid防水スマホに移行する予定なので、今後は雨でもバシャバシャ撮れそうです。
スタート直後、先頭集団はドンドン離れ、私はキロ3分40秒弱のペースで進みました。集団はすぐにバラけ、ほぼ単独走行となりました。
距離の短い高速レースは心肺がかなりキツくなるのと、脚筋力のパワーが必要なため、年齢が上がると非常に苦しいのですが、それを補うべくLT走のトレーニングを積んでおいたので、自分のギリギリ限界の心拍数160bpmを目安に、ペースを維持しました。
しかし、6kmあたりからペース維持が厳しくなり、徐々にペースダウン。キロ3分台のペースは何とか維持でき、39分17秒でゴール。
走行データはこんな感じになりました

完走証では総合で13位になっていたのですが、リザルトの表では11位に。入賞は6位まで。
10kmの自己ベスト(36分53秒)から計算して、クォーターは39分を目標にしていたのですが、わずかに及ばなかったものの、実力を精一杯に出し切ることができたので、満足度の高いレースとなりました。

ラストのレースは競技用の車いすのハーフマラソンなのですが、この車いすは本当にかっこいいですね。乗ってみたくなりました。





スリップストリームの効果もあるのか、前車にピッタリ付いてパワーを温存する走者もあり、見応えのあるレースを展開していました。





この大会のすごいのは、参加賞にTシャツ、タオル、来年のスケジュール帳、スポーツドリンク、おにぎり、お茶、シューズ入れに使えそうなポーチが付きます。しかも抽選会があり、かなり多くの商品を用意。私はウエストポーチが当選。





これだけの参加賞があるのに、参加料がなんと1500円(税抜き)。ブースではみたらし団子やラーメンなどが売っていたのですが、300円とか350円とか格安。
パンフレットには、

ハンディのある人もない人も共にマラソンに参加しふれあいを深めることによって、福祉に対する理解の輪を広げ、ハンディを持つ人の社会参加意欲の高揚と、県民の障がい者福祉に対する関心を深めることを主な目的として、本事業を実施する。

という目的で行われていることが書かれており、営利目的ではないため、これだけ安い参加料と、十分なサービスが可能になっているようです。
地元の歌手(KIOMIさん)のミニコンサートもありました。小比類巻かほるさんのような歌唱力のある歌声でした。

レース後、各表彰が行われたのですが、驚いたのは、女性で車いすでしかも片手という走者が、ハーフマラソンに参加していたこと。時間や天候の影響で主催者側からのストップがかかり、残念ながら完走は成し遂げられなかったのですが、そのがんばりに対して表彰されていました。
まだ若い女性が、片手のみで車いすのタイヤを回し続けるのですよ。片手の腕立て伏せを永遠と続けるかのような負担が腕にかかるはず。当人にとってはそれが毎日のことなので、当たり前のことではあると思いますが、五体満足のおかげで軟弱な健常者から見ると、驚きと同時に感涙モノのすごさを感じます。
こういった大会に参加すると、何のトラブルもない自分の身体が、いかに幸せか、いかにひ弱か、そして、いかにわがままかを思い知らされます。





とてもいい大会だったため、来年も参加する予定です。
そして、次戦はハーフマラソン。高低差の大きいコースで(上りの高さは30階建てビル相当)、非常にハードなのですが、精一杯力を発揮できるよう、しっかりトレーニングを積んでおきたいと思います。