2014/07/23

2週連続フルマラソン

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エリートランナーは、フルマラソンは年に2回が一般的だそうで、そのレースに合わせてトレーニングと調整を行うのですが、最強市民ランナーの川内優輝選手の場合は別。フルは年に10回ほど出場しており、フル以外のいくつかの大会はトレーニングの一環としています。
しかし、もっとすごいことをしようとしていたのが高橋尚子選手。なんと2週連続フルマラソンに出場する計画だったそうで、そのレースは、ベルリンマラソンとシカゴマラソンだったそうです。
小出監督の指導の元での計画だったのですが、陸上関係者から無謀と反対され、結局はベルリンのみに。そのベルリンで優勝をし、当時の世界記録を塗り替えました。
小出監督は、シカゴマラソンも出られたのなら、ベルリンを1~2分上回るタイムが出せたと思っているそうで、根拠も示しています。

”Qちゃんは普段から1ヶ月に何度も40キロを全力で走っていました。シドニーオリンピックの前には1週間に1回、3ヶ月で13本も走っていた。彼女にとって2週続けて40キロを走るなんて、普通のこと。それで故障したり、体調を崩したりすることはなく、むしろ40キロを重ねて走ることで調子を上げ、本番で結果を出してきたんです。(P126)”



この本から引用。
これはQちゃんだけでなく、一般の市民ランナーに対しても、2週連続フルマラソンをすすめていて、そのための調整方法も書かれています。

日 レース42.195km
月 ジョギング60分 筋肉の張りを取る
火 ジョギング60分 筋肉の張りを取る
水 休み
木 ジョギング3km 軽く(または休み)
金 ジョギング3km 軽く
土 ウィンドスプリント100m×3~5回
日 レース42.195km

というわけで、私もチャレンジしてみることに(^_^;)
11月2日に行われるあいの土山マラソンと、1週間後の9日に行われるいびがわマラソンにエントリーしました。
共に公認コースではあるものの、高低差の大きいコースで、タイムを出すのが難しく、いびがわは2回出たことがあるのですが、サブ3は出せませんでした。あいの土山は初参加です。

”2本のレースは力試しだと思って、楽な気持ちで走ってもいいでしょう。途中で棄権したっていい。もし、1本目のレースで課題や反省点があれば、それを1週間後の2本目のレースで生かしてみる。それが、経験というものです。
いつか、川内選手がやっているトレーニングが、当たり前に受け入れられる日が来るのではないでしょうか。そして、マラソンのはしごが無謀とは言われない時代が来ると、僕は思っています。”(P128)

私の場合、年齢的な問題で(現在48歳)疲労の回復が遅いので、2週連続はかなり厳しいかと思うのですが、こういった経験をするのなら、早ければ早いほうがいいわけで、やるなら「今でしょ!」といった感じでしょうか。
やるからには、それなりの準備をしないといけないのですが、猛暑の今は、基礎体力の強化と、故障に強い脚作りを重点的に行い、晩夏からの走り込み期に対応できるよう頑張ってみるつもりです。

2週連続フルマラソン。チャレンジしてみませんか?