2014/04/06

四日市シティロードレース2014

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三重県の四日市で行われるマラソン大会の10kmの部に出場してきました。
前日は、関東でヒョウが降ったり竜巻注意報が出たりと荒れた天気。東海地区では夜から冷たい雨が降り出したのですが、朝方には雨は上がり、どんよりとした空で肌寒い日となったものの、風はさほど強くなく、マラソンには適した条件となりました。



規模の小さいローカルな大会ですが、公認のコースのため、陸協登録者のランナーさんが多く、全体的にレベルは高いです。
2013年の記録はこちら(PDF)。
また、種目別は男子が、

陸協登録者男子
一般男子
一般男子50歳代
一般男子60歳代
一般男子70歳以上

女子が、

一般女子
一般女子30歳代
一般女子40歳以上

という分類になっており、一般男子は学生~49歳までとかなり幅が広く、40歳代のオヤジたちが種目別での入賞を目指すのは至難の業です。ハーフ以下の心拍数の高いレースは、若い世代が圧倒的に速いです。

受付は体育館で行われ、参加賞はフェイスタオルと、走行後に豚汁またはお汁粉、おにぎり、ミネラルウォーターがもらえます。
スタートとゴールは競技場のトラックとなっており、競技場から出て公園内を半周し、街中を駆け巡って、再び競技場に戻るコース。橋を渡る前後に短い坂がいくつかありますが、それ以外はフラットなコースで走りやすいです。
着替えや休憩は、競技場の観覧席や、建物内、体育館の観覧席、屋外など、皆さんまちまち。
トラックでは、レース前のアップをしている方がたくさん見えました。



スタート直前の様子。



エントリー時に申告したタイムが、アルファベット順でゼッケンに記されており、私は前列に並ぶことができました。



9時50分スタート。(実際は49分だったような)
10kmのエントリー者数は、
登録者男子77人
一般男子1145人
男子50歳代319人
男子60歳代171人
男子70歳代34人の男子計1746人。

10km女子が、
一般女子78人
女子30歳代94人
女子40歳以上175人
女子計347人。男女計2093人。

先頭集団は前年の記録からすると、キロ3分20秒以内のペース。当然、私は一気に離されます。私のペースはキロ3分45秒弱。



並走していたランナーが次第にバラけ、似たようなペースのランナーを追う形で走りました。
若いランナーさんは、高い心拍数で走り続けることができますが、呼吸のピッチも速いですね。1歩で吸って1歩で吐くリズムを続けていました。ハッ、ハッ、ハッ、ハッといった感じ。40代後半の私の場合は、この呼吸ピッチは最後のラストスパートくらいしか使えず、2歩で吸って2歩で吐くか、2歩で吸って1歩で吐くパターンを入り乱れさせています。呼吸を速くすると心拍数も上がって苦しくなってしまい、極端にストライドを広くして足のピッチを遅くしない限り、この呼吸では持ちません。
年代が高いと、心拍数を高い状態で維持するのは厳しく、私の今回のレースでの平均心拍数は158bpm。最高が164bpm。
フルの自己ベストでの平均心拍数は153bpm、ハーフの自己ベストでも153bpmなので、今回はかなりキツく、アゴが上がりっぱなしでした。

ターサージール2を履いた白いシャツのランナーさんが、私の限界ギリギリペースだったので、このランナーさんに引っ張ってもらいました。ジリジリと離れてしまう時もあったのですが、呼吸を整えたり、足の送り出しを強めたりしながら、頑張って追走しました。



大きな通りは桜並木となっており、春祭りも開催されていたため、露天が連なり賑わっていました。



緑地公園に入り、公園を回ってゴールの競技場へ。この公園は森林に囲まれているため、GPSの誤差が大きく、Runmeterの走行データを見ても、最初と最後の公園ルートは、大きく乱れてしまったようです。



ラストスパートをする余力はまったく残っておらず、現状のペースを維持するのが精一杯の状態でゴール。
タイムは36分53秒。念願の37分切りを達成し自己ベストを作ることができたものの、順位は総合36位。種目別で21位という結果に。せめて40歳代の枠も作って欲しいところ。
Runmeter計測でのラップデータはこんな状態。



完走後、身体が冷えないうちにサッサと着替えて帰宅準備。コースには、ランナーさんがゴールを目指して力走していました。





サービス券を使って、具沢山の豚汁とおにぎりを美味しく頂きました。



いくつかのショップが露天で出店していたようですが、皆さんほとんど関心がないようで、店員さんは暇そうな様子。



レースは午前中でほぼ終了。昼から晴れだしたものの、強風が吹き荒れる寒い天候となり、レース時にこの風の影響を受けていたら、好タイムは望めなかったと思います。まっすぐ走れないレベルの風でした。

というわけで、ロードの10kmは初挑戦だったのですが、37分台を出すのがこのレースでの目標だったものの、その先の目標である37分切りをも達成できるとは思っておらず、完走証のタイムを見た時は感激しました。
このレースのためにトレーニング内容を変更し、10~20kmのペース走を何度も繰り返したことが効果的だったようです。やはり、トレーニングは量より質が重要ですね。キツく走って、ゆっくり走って、しっかり休むという、メリハリのあるメニューが大切で、無駄に長くダラダラ走ったり、短い距離のランニングを繰り返したり、回復のための行程である休息日を減らしてしまうメニューでは、上達を遅らせてしまうようです。



それと、10kmのような短い距離のレースは、老化によるレベルダウンが長距離よりもはるかに大きいため、自己ベストや満足の行く生涯記録を残すのであれば、年齢が一つでも若いうちに作っておくべきですね。フルマラソンのリザルトをチェックすると、上位に40歳代のランナーさんが結構いますが、ハーフだとガクッと減ってしまい、10kmとなるとほとんどいなくなりますもんね。
フルやウルトラは50を超えてもまだまだ頑張れますが(金さんの目標は50歳でもサブスリーを達成することなんだそうです)、タフな心肺機能と瞬発力のある脚力が必要なハーフ以下のレースでの上達はかなり厳しいので、私のようなオヤジ世代のランナーさんは、ぜひ早急にチャレンジを。