2013/09/04

iOSとAndroid

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iOSを使っていた私からすると、Androidのできることに驚いています。
まず、デジカメのSDカードの代わりに使うEye-Fiなんてすが、


これはデジカメで撮った画像をパソコンやスマートフォンへワイヤレスで転送できる製品で、Wi-Fiエリアでなくても、このEye-FiがWi-Fi送信機となるので、デジカメ、Eye-Fi、スマホがあれば、撮った画像をすぐにネットへ送信できます。
これをiPhoneで使おうとすると、iPhoneを起動し、Eye-Fiアプリを立ち上げたまま、デジカメをオンにして転送を待つ必要があります。また、使う場所が出先でなく自宅のWi-Fiエリア内の場合は、iPhoneの設定を開き、Wi-Fiの接続先を自宅のWi-FiからデジカメのEye-Fiへ切り替える必要があります。

ところが、Nexus 7の場合、Eye-Fiアプリで初期の設定さえしてあれば、アプリを立ち上げなくても転送ができてしまいます。しかも、Nexus 7がサスペンド状態でも動作します。また、Wi-Fiの接続先を変更する必要もなく、Eye-Fiが入ったデジカメの電源がオンであれば、自動的に接続が切り替わります。
つまり、Nexus 7は電源も入れずアプリも立ち上げることなく、電源が入ったデジカメがNexus 7のそばに置いてあるだけで、デジカメの写真が全自動で転送されるのですね。デジカメでドンドン撮影すれば、それと並行して撮った写真がドンドンNexus 7の写真のフォルダに入ってくるわけです。Androidユーザーからしたら、そんなの当たり前じゃん。と思われることなのですが、iOSユーザーからすると驚きの内容。
Nexus 7は携帯性が良く画面が大きくて液晶の解像度が高く、しかもバックライトが明るいので、撮った写真を補正したりエフェクトにかけたりという操作が快適に行えます。WiMAXやiPhoneのテザリングを利用すれば、出先からその写真をネットに送信することも可能。むちゃくちゃ便利です。

それと、radikoを予約保存できるPCアプリにradikaがありますが、これと同じことがAndroidアプリのRazikoで出来てしまうのですね。(AMやFMなどのラジオをレコーダーで録音する行為は合法てすが、radikoのデジタル放送を録音でなくデジタルコピーする行為は違法なので注意。ここに書いてある内容はあくまでも空想ということで。TVもそうですが、コピーに関してのルールはややこしいですよねえ。コピーで銭儲けしなければ問題無いと思うのですが。)
radikaのように、同じ番組を毎日、あるいは毎週予約するということはできないようですが、指定した番組を予約、または放送中の番組をすぐに録音することができます。無料版では録音は1回のみで、その制限解除に有料の拡張アプリの購入が必要。録音したファイルが保存されるフォルダは決まっているのですが、そのファイルをエクスプローラアプリ(Solid Explorerを使用)を使って他のフォルダに移動すれば、無料版でも新たに録音することができます。ファイルを変換して別のフォルダへ移動するRawAAC→M4Aというアプリを使うのも便利。しかし、複数の番組を予約するのであれば拡張アプリは必須です。
このアプリ、審査が厳しいAppleではありえないアプリで、以前、Snowtapeというネットラジオを曲単位で保存できるアプリがあったのですが、案の定、消えてしまいました。(ちなみにこれと同じことができるPCアプリはRadioSure)

次にカメラとアルバムなのですが、iPhoneカメラのできることは、ビデオ撮影、デジタルズーム、タイマー、LEDライト、HDR、パノラマの各撮影と、グリッド線が表示できます。
Nexus 7は、ビデオ、ズーム、パノラマ、上下左右の360度パノラマ(iOSアプリのPhotosynthと同様)。さらに、プラス・マイナス2段階の露出調整、位置情報のオン・オフ、1~30秒までのタイマー撮影、5メガピクセルからQVGAまでの6段階での画像サイズ設定、蛍光灯や白熱球、太陽光などで切り替えるホワイトバランス、シーン別(スポーツ、夜景、日没、パーティ)撮影ができます。iPhoneのLED付きは差がつきますが、デジカメとしての機能はNexus 7が優れています。

そして写真が保存された場所を、iOSではカメラロール、Androidではギャラリーと呼ぶようですが、iOSのカメラロールでできることは、写真の色や明るさの自動調整機能、トリミング、赤目修正。転送はメール、メッセージ、ツイッター、Facebook、連絡先の写真、プリント、コピー、壁紙に指定となっています。
それに対しAndroidのギャラリーでは、9種類のエフェクト、



16種類のフレーム、



トリミング、傾き調整、回転、反転が可能で、



補正は自動以外に12種類のパターンから選べます。



エフェクトや補正は無料のアプリでもできることなので、標準の機能として搭載する必要はないのですが、これだけ充実していると、わざわざ別のアプリを使うまでもないようになってしまいます。
また、Nexus 7は詳細情報からはExif内容を参照したり、撮影場所を地図で表示することもできます。地図はGoogleマップが使われるので、現在地から撮影場所までの経路も表示できます。さらに転送は、写真を直接画像アプリに渡すことができるので、メールもプリントも修正も各アプリを使えばOK。iOSの場合は、先にアプリを開いてからカメラロール内の写真を読み込むのですが、Androidは見ている写真からアプリを呼び出す仕様。アルバム内の写真を閲覧しながら、「キレイに撮れたこの写真を完璧に補正しよう」とか「これはレトロ風にすると良さそう」といった判断をし、そのためのアプリを選択できます。写真の閲覧→選択→補正→保存・送信といった流れで連携できるため、作業がスムーズです。慣れればどちらのOSも同じですが、私の場合は、Androidの方が理にかなっている感じでやりやすかったです。

またAndroidは、ホームスクリーンにツイッターやカレンダー、ニュースなどのウィジェットが置けたり、アプリを使うことでホームボタンを変更できたり(1タップでホーム、2タップで指定アプリ、3タップで設定といった具合)、明るさ調整のスライダーを上のバーに置いたり、Wi-FiやBT、GPSのオン・オフスイッチをホームスクリーンに配置したりなど、自分が使いやすいようにカスタマイズできるので、使いづらくてもメーカーのルールに従わないといけないiOSよりも、かなり使いやすくストレスがたまりません。

ただ、iOSはルールの縛りがあるものの、動作の高速性や安定性、直感的な使いやすさ、完成度の高いハードウェア、高機能なアプリ、満足の行くサポートなど、Android端末では追い付けない部分がたくさんあります。
どちらも一長一短がありますが、両方の長所を活かそうと思うと2台持ちをするしかありません。iPhoneとNexus 7でもいいし、AndroidのスマホとiPad miniを持つというのもいいですね。iPadや10インチのAndroidタブレットのような大型のタイプは、サイズの違いによる使い勝手が全然違うので、OSは同じでも十分活用できるのですが、中途半端なサイズの7インチクラスは、スマホとちょっと大きさが違うだけでさほど利点はないため、故意にOSを変えることで、双方の面白さをしっかり味わえることかと思います。
Nexus 7も人気ですが、これより1万円安いMeMO Pad HD7も人気ですね。Nexus 7に比べて液晶の解像度が低いのですが、microSDカードのスロットがあります。

Androidは興味がなかった私ですが、Nexus 7の性能の良さもあり、結構ハマってしまいました。iPhoneと上手に併用しながら活用したいと思います。ちなみに私は16GBモデルを買ったのですが、現時点でストレージの空き容量は6.27GB残っています。(アプリ4.19GB、画像763MB使用)デジカメで撮った写真がたまればクラウドへ送ればいいし、音楽は携帯性のいいiPhoneで聴けばいいし、写真やビデオ撮影も小さなiPhoneの方が扱いやすいので、映画などの動画をいっぱい詰め込んで見るとか、電子書籍やPDFを山ほど入れて持ち歩くといった目的がないのであれば、16GBでも十分間に合いそうな感じです。一応、メモリカードも使えるように、ケーブルだけ注文しておきました。


価格.comでのクチコミでは、このタイプもNexus 7 2013で使えるそうです。




ポイントが便利な楽天でも扱い始めましたね。
Google Nexus 7 2013 TABLET ブラック (7inch/APQ8064/Android™) 16Gモデル