2013/01/21

サブ3達成

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目標を掲げて2年、フルマラソンのレース3戦目でサブ3を達成することができました。ゴール直後、生まれて初めて嬉し泣きをしてしまいました(^_^;)

岐阜で行われる木曽三川マラソンというマイナーな大会に出場しました。河川敷のコースを走るもので、応援は少なく景色も変わらず、練習会のような雰囲気のレースです。輪ゴムをビヨ~ンと伸ばしたような細長い周回コースで、1周が10kmちょっと。


南北に伸びるコースなのですが、この日は晴れたものの、伊吹山側から吹く伊吹おろしの強風が猛烈で、北向きのコース部分は前に進まないような状態でした。この烈風が原因か、リタイヤされた方が結構見えたようです。出走者は1326人で、チャレンジ、クォーター、ハーフ、フルのレースがあり、フルの出走者は707人(男子625人、女子82人)。そのうちフルのDNF(リタイヤ)は221人。完走率約69%という、かなり過酷なレースとなってしまいました。ハーフのスタート時はこんな状態。


このレースは参加費3000円と他のレースよりは安価で、参加賞はTシャツと大根またはチューリップの苗。走行後は豚汁がもらえます。着替えなどは暖房完備で絨毯張りの管理センターが利用できるので快適です。駐車場も近くて広く困りません。渋滞もほどんどなしです。(※後日確認したところ、参加者が急に増えたため、駐車スペースが不足していたそうです)



コース上の給水ポイントは2箇所ですが、往路と復路兼用のため、約5kmごとに1箇所の割合になります。以前は水だけでしたが、今回はスポーツドリンクも増えました。トイレは1箇所。つまり約10kmごと。胸の高さまであるような草薮のある川べりのコースなので、最悪立ちションもできなくはないですが、女性ランナーのことを思うと、折り返し地点にも簡易トイレを設置して欲しいところです。ルートは前年と若干変更され、以前は完全なフラットコースだったのですが、今回からはゴール手前付近で、一旦堤防に上がり再び降りるコースに変わっていました。堤防まで僅かな上りですが、他が完全にフラットなだけに、結構きつく感じてしまいます。運営トラブルでスタートが30分遅れとなってしまいましたが、なるべく前列に並びレース開始。


スタート直後はまだ風が強くなかったため快調に飛ばせたのですが、異様に体が軽く感じたため、予定よりもハイペースになってしまい、3位のポジションを走ってしまいました。当然、上位2名は異次元の速度なので、どんどん離れていってしまいます。しかし、後方から抜かれることはなく単独3位をキープ。次第に、伊吹山側から吹く風が強まり、向かい風では坂道を登っているかのような高負荷に。一気にペースは乱れ、1kmあたり4分を切るペースで走っていたのですが、4分15秒ほどまで落ちました。更に、30kmを超えたあたりからは、疲労と足の痛みが増しだし、ペースは4分40秒台に。後方から次々に抜かれ出したのですが、若い人に抜かれたのなら諦めがつくものの、抜いていくランナーは同年代のオヤジばかり。。。くそ~!と思いペースを上げるものの、すでに疲労困憊状態なので、追いつくまでには至りません。典型的な後半失速パターンに陥りました。マップや走行データはこちらになります。閲覧用なので、地図や画面を操作しても問題はありません。区間タイムは「通過点」のプラスアイコンをクリックすれば見れます。レースのリザルトはこちら(PDF)。13ページ目のフルの上位は40歳代のオヤジが勢揃いです。

ここは単調なコースで応援もほとんどないため、イヤホンで音楽を楽しみながら走られている方が多いです。また、アベックで会話をしながら仲良く走られている方も見えました。後半で足が止まってしまい、ウォーキング状態の方や、ルート横の草地でストレッチをされている方もいます。コースはスタート地点は広いものの、他は車1台分程度の幅です。しかし、走者が少ないため、混雑することはなくのんびり走れます。
コースに距離表示はあるものの、周回コースでわかりづらいため、私はウエストポーチに入れたiPhoneのRunmeterアプリを使い、音声を最大にしてiPhoneのスピーカーから距離やペースをアナウンスをさせていました。また、全体の走行時間を見るために腕時計もしていました。残り5kmあたりからは、頻繁に腕時計をチェックし、サブ3可能かどうかを確認。現状では、ペースの落ち具合を考えると非常に微妙なタイムです。ゴールタイムが2時間59分55秒と3時間0分5秒では、わずか10秒の違いでも、サブ3が目標の私にとっては天国と地獄ほどの差。わずが1問の正解を逃したために、入試が不合格になったようなものです。
ラストは川内選手並のしかめっ面で必死になって走り、2時間58分15秒でゴール。念願のサブ3達成!走行直後にもらえた豚汁をすすりながら、生まれて初めて嬉し泣きをしてしまいました。ツイッターでも多くのおめでとうメッセージを頂き、嬉しさが倍増し感無量でした。ありがとうございました。

マラソンに興味のない方からすると、サブ3の価値がまったくわからないかと思うのですが、サブ3達成者の割合は、市民ランナー全体の約3%という狭き門であり、40歳代という年齢的な要素も考えると、かなりハードルが高いです。特に年齢による体力の劣化は避けられないだけに、満足な生涯記録を出すのなら、早いうちに出しておかないと年を追うごとにますますハードルが高くなってしまいます。
私がサブ3を達成できた理由は、日々のトレーニングの効果もあるのですが、一番重要だったのはモチベーションの維持でした。それには、性格や条件が重要になってきます。向いている性格や条件とは、

負けず嫌い
プライドが高い
どや顔が好き
短気
せっかち
一人遊びが好き
ワイルドなようで実は神経質
自分だけの時間が作れる
いつも欲求不満
健康志向
頭が弱い分、体は強い
S(サディスト)でもあり、M(マゾヒスト)でもある
貧乏なため、お金のかかる遊びや趣味ができない
禁煙達成者
実はナルシスト
褒め伸ばされるのが好き
自己満足に幸せを感じられる自己中心的な性格
ブログやツイッターなど、報告や発言の場所がある

といった感じでしょうか。まぁ、全部自分のことなんですが、改めて考えて見ると、これらの内容はすべてサブ3達成の手助けになっていました。
目標をクリアしたので、今はホッとしたと同時に、新たな目標である自己ベスト更新と2時間50分クリアを目指して、今まで通りにコツコツとトレーニングに励みたいと思っています。また、ストイックなレベルアップトレーニングだけでなく、楽しいランニングも増やそうと思っていて、トレイルランニングやマラニックなどもしっかり楽しもうと思っています。今季は3月にハーフのレースを1本残すのみとなりました。PB更新の1時間20分切りを目指して頑張ります。